2024年02月15日
父との再会④
知らなかったら、知らないままで良かったんやけど
知ってしまったら知らん顔出来やんかった
夫と娘に会わせて、出来るだけ週末は惣菜や買い物をして
掃除をしに片道2時間かけて通う事になった
10月の夜、娘を迎えに行こうと車に乗り込んだ時
父から電話が入った
まだまだ電話出るの怖いねん。けど夜に電話してくる事なかったのにな?って思いながら出ると、騒がしい後ろの音に知らない男の人の声
父が意識不明で今から救急車で運びますって言われて
生年月日は?血液型は?持病は?かかりつけ医は?とか色々聞かれたけど
娘やけど、まだ3回しか会ってないんよ
分からんわ~って
とりあえず、搬送先が決まったらまた連絡するので
直ぐ電話出れるようにしてくださいって
スマホを気にして眠れない一夜を過ごした
その時は一週間程で意識を取り戻して
その後、今後の治療について兄妹揃って医師から話しを聞く
次、何かあったら延命処置は難しい事
退院したらどうするかを話しあってくださいって言われた
父は「娘と会えたし、もう思い残す事は無い」から
次の延命処置は不要と言った
そこから1ヶ月のリハビリを終えて
退院した父と会った時
ちゃんと話しが出来る!めっちゃ笑ってるし動きも、断然スムーズになってる!
初めてあった時は、脳梗塞後のリハビリを受けてなかって、足元もおぼつかずよだれダラダラやって
今回はしっかりリハビリを受けて退院したからかな?
とにかくリハビリって凄いなって
リハビリってホンマに大事やな!って、夫と娘と三人で驚いた。
知ってしまったら知らん顔出来やんかった
夫と娘に会わせて、出来るだけ週末は惣菜や買い物をして
掃除をしに片道2時間かけて通う事になった
10月の夜、娘を迎えに行こうと車に乗り込んだ時
父から電話が入った
まだまだ電話出るの怖いねん。けど夜に電話してくる事なかったのにな?って思いながら出ると、騒がしい後ろの音に知らない男の人の声
父が意識不明で今から救急車で運びますって言われて
生年月日は?血液型は?持病は?かかりつけ医は?とか色々聞かれたけど
娘やけど、まだ3回しか会ってないんよ
分からんわ~って
とりあえず、搬送先が決まったらまた連絡するので
直ぐ電話出れるようにしてくださいって
スマホを気にして眠れない一夜を過ごした
その時は一週間程で意識を取り戻して
その後、今後の治療について兄妹揃って医師から話しを聞く
次、何かあったら延命処置は難しい事
退院したらどうするかを話しあってくださいって言われた
父は「娘と会えたし、もう思い残す事は無い」から
次の延命処置は不要と言った
そこから1ヶ月のリハビリを終えて
退院した父と会った時
ちゃんと話しが出来る!めっちゃ笑ってるし動きも、断然スムーズになってる!
初めてあった時は、脳梗塞後のリハビリを受けてなかって、足元もおぼつかずよだれダラダラやって
今回はしっかりリハビリを受けて退院したからかな?
とにかくリハビリって凄いなって
リハビリってホンマに大事やな!って、夫と娘と三人で驚いた。
タグ :父との再会、心筋梗塞、リハビリ
2024年02月13日
46年ぶりの再会③
父は肺癌の末期で、既に片方の肺は機能していない事
心筋梗塞や脳梗塞や沢山持病があって
いつどうなるか分からん状態らしい
私ね、会ったら父に聞きたかったんだぁ
「私の事要らんかったんやろ?売るって言うてたんやろ?赤ちゃんの私を壁に叩きつけたんやろ?」って、ずっと確認したかったんやけどさ
なんかさ、
母が私に言った事で、46年の長い間会ってくれへんかったって父の心に怒り?蟠り?を残したらアカンなって
もし天国で父と母が会った時、その事で殴り合いの喧嘩したらアカンなって思って
まず、父と会う事があったら絶対聞こうと心に決めてたこの事は結局聞かないでおこうと決めた
私の中でモヤモヤ残るけどさ
聞いたからって、今まで生きてきた事やこれからの人生観が変わる訳でもないしね(変わるかも知れないが)
そりゃーさ、今まで要らない娘って言われてて
悲しくないはずないんよ。めっちゃ傷付いてきたよ
それを父に「そんなは事無い」とか否定して欲しかった訳さ
1回だけ会っておこう
1回だけで終わりって思ってたけど
9月になって、夫と娘にも会ってもらう事にした
心筋梗塞や脳梗塞や沢山持病があって
いつどうなるか分からん状態らしい
私ね、会ったら父に聞きたかったんだぁ
「私の事要らんかったんやろ?売るって言うてたんやろ?赤ちゃんの私を壁に叩きつけたんやろ?」って、ずっと確認したかったんやけどさ
なんかさ、
母が私に言った事で、46年の長い間会ってくれへんかったって父の心に怒り?蟠り?を残したらアカンなって
もし天国で父と母が会った時、その事で殴り合いの喧嘩したらアカンなって思って
まず、父と会う事があったら絶対聞こうと心に決めてたこの事は結局聞かないでおこうと決めた
私の中でモヤモヤ残るけどさ
聞いたからって、今まで生きてきた事やこれからの人生観が変わる訳でもないしね(変わるかも知れないが)
そりゃーさ、今まで要らない娘って言われてて
悲しくないはずないんよ。めっちゃ傷付いてきたよ
それを父に「そんなは事無い」とか否定して欲しかった訳さ
1回だけ会っておこう
1回だけで終わりって思ってたけど
9月になって、夫と娘にも会ってもらう事にした
タグ :父との再会
2024年02月12日
46年ぶりの再会②
兄に会ってみると伝えると
「今、脳梗塞で入院してるから退院するまで待ってくれ」と返事がきた
そこから、しばらくして兄が私が会っていいって言うてると父に伝えると
脳梗塞後のリハビリも受けず、早々に退院してしまった父
兄夫婦に、父のとこ迄連れて行ってもらった時
今から父と対面する事が、私は怖くて仕方ない事
母から聞いていたような嫌な事言われたらどうしよう
って、初めて兄夫婦に私が母から聞かされていた事を教えた
兄夫婦は「そんな人と違うわぁ」と
兄夫婦が関わってきた父が、どんな人物かを教えてくれた
車で高速を使って2時間
父は、古い長屋に一人で住んでいた
玄関で、どうしようどうしようって
オタオタしてたけど、ここまで来たんやから仕方ない
ええ~い!「初めまして」と思いきって部屋に入る
46年ぶりの再会は、テレビで観る涙涙の感動はなくて
「これが私のお父さん?」って、横目でチラチラ確認
あちらもチラチラこちらを確認
なんせ、最終の記憶は私は四歳
大きながっしりした男の人ってイメージやったけど
目の前の人は、ガリガリで目がギョロッとして色黒の小さなおじいちゃんだった
反対に父もビックリしたやろうな
サザエさんに出てくる、ぷくぷくのワカメちゃんみたいやった娘が、立派なオバちゃんになって現れたんやもん
父は脳梗塞の後遺症で、会話がおぼつかず
よだれを垂らしながら話すので、何を言っているか聞きとりにくかった
けど、「ずっと会いたかったんや」と何回も言っているのは分かった
もっと早く会いたかった
仕方ないんよ
今が私の最良のタイミングやったんよ
「今、脳梗塞で入院してるから退院するまで待ってくれ」と返事がきた
そこから、しばらくして兄が私が会っていいって言うてると父に伝えると
脳梗塞後のリハビリも受けず、早々に退院してしまった父
兄夫婦に、父のとこ迄連れて行ってもらった時
今から父と対面する事が、私は怖くて仕方ない事
母から聞いていたような嫌な事言われたらどうしよう
って、初めて兄夫婦に私が母から聞かされていた事を教えた
兄夫婦は「そんな人と違うわぁ」と
兄夫婦が関わってきた父が、どんな人物かを教えてくれた
車で高速を使って2時間
父は、古い長屋に一人で住んでいた
玄関で、どうしようどうしようって
オタオタしてたけど、ここまで来たんやから仕方ない
ええ~い!「初めまして」と思いきって部屋に入る
46年ぶりの再会は、テレビで観る涙涙の感動はなくて
「これが私のお父さん?」って、横目でチラチラ確認
あちらもチラチラこちらを確認
なんせ、最終の記憶は私は四歳
大きながっしりした男の人ってイメージやったけど
目の前の人は、ガリガリで目がギョロッとして色黒の小さなおじいちゃんだった
反対に父もビックリしたやろうな
サザエさんに出てくる、ぷくぷくのワカメちゃんみたいやった娘が、立派なオバちゃんになって現れたんやもん
父は脳梗塞の後遺症で、会話がおぼつかず
よだれを垂らしながら話すので、何を言っているか聞きとりにくかった
けど、「ずっと会いたかったんや」と何回も言っているのは分かった
もっと早く会いたかった
仕方ないんよ
今が私の最良のタイミングやったんよ
タグ :父との再会
2024年02月11日
46年ぶりの再会①
ちょっとブログをお休みしてた期間の事
2022年の8月13日に
父と46年ぶりに会った
小さな頃から、父の悪口を母からひたすら聞かされて
子供にそんな酷い事聞かせる?って、耳を塞ぎたくなる事ばかり言われて育ったので、私の中で父の存在は恐怖と怒りの対象でしかなかった
母を苦しめた憎い敵が父だった
母の敵は私の敵と思って生きてきた
私が二十代前半の頃
兄達が父に会ってると分かった時に、母は「裏切られた」と泣き叫んで、そりゃ大変やった
時々、兄からは「父が会いたがってる。心臓が悪くて先が長くないから会ってやって欲しい」と言われたが
兄が会ってるって分かった時、あんだけ泣き叫んだんやから、私が父と会ったら母は死んじゃうと思ったし、母から「お前の父親は、女は役にたてへんから要らんからソープに売る」って言うてたんやって聞いていたので、要らんかったんやから会う必要もないやろって言って、一生会うつもりは無かった
一生会うつもりが無くなるくらい、母の私が父を大嫌いになる呪文は効いていた
母が亡くなって二年目の春
自分が五十に成る節目に、父に会っておこうと
何故か突然思いたった
あんだけ絶対会えへんって決めてたのに
洗濯物をたたみながら「父に一回だけ会っておこう」ってひらめいた
直ぐに夫と娘に相談して、私の心境の変化にめっちゃ驚いてたけど
賛成してくれたので、兄に会うから段取りをお願いした
2022年の8月13日に
父と46年ぶりに会った
小さな頃から、父の悪口を母からひたすら聞かされて
子供にそんな酷い事聞かせる?って、耳を塞ぎたくなる事ばかり言われて育ったので、私の中で父の存在は恐怖と怒りの対象でしかなかった
母を苦しめた憎い敵が父だった
母の敵は私の敵と思って生きてきた
私が二十代前半の頃
兄達が父に会ってると分かった時に、母は「裏切られた」と泣き叫んで、そりゃ大変やった
時々、兄からは「父が会いたがってる。心臓が悪くて先が長くないから会ってやって欲しい」と言われたが
兄が会ってるって分かった時、あんだけ泣き叫んだんやから、私が父と会ったら母は死んじゃうと思ったし、母から「お前の父親は、女は役にたてへんから要らんからソープに売る」って言うてたんやって聞いていたので、要らんかったんやから会う必要もないやろって言って、一生会うつもりは無かった
一生会うつもりが無くなるくらい、母の私が父を大嫌いになる呪文は効いていた
母が亡くなって二年目の春
自分が五十に成る節目に、父に会っておこうと
何故か突然思いたった
あんだけ絶対会えへんって決めてたのに
洗濯物をたたみながら「父に一回だけ会っておこう」ってひらめいた
直ぐに夫と娘に相談して、私の心境の変化にめっちゃ驚いてたけど
賛成してくれたので、兄に会うから段取りをお願いした
タグ :父との再会